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迷い猫をBLEビーコン付き首輪で探す「ねこもに」、猫保護のNPO法人と協力して実証実験

「ねこもに」開発表明時に公開された、猫探しのイメージ図。「一人で猫をさがす機能」については、ビーコンの電波強度で場所を探す

 株式会社オープンストリームは24日、開発中の「ねこ位置特定IoTサービス『ねこもに』」について、実証実験を行うと発表した。迷い猫の保護を手がけるNPO法人と協力し、試作機を猫に実際に取り付け、ビーコン電波の飛び具合などを検証する。

 ねこもには2016年10月に開発着手を発表。BLEビーコンが内蔵された首輪を利用して、猫の居場所を類推する。飼い主側には専用のスマートフォンアプリが用意される。電波強度を活用する「一人で猫をさがす」、サービス加入者で情報を共有する「迷い猫公開」など、探し方は複数ある。

 実証実験は、NPO法人の東京キャットガーディアンと協力して4月に実施する。同NPOは都内2カ所で猫カフェ型シェルターを運営、保健所から引き取った猫を飼育希望者に譲り渡すなどの活動を行っている。

 実験では、BLE対応首輪を実際に猫に取り付ける。電波の状況、着け心地、スマートフォンアプリの操作性などを確認する。