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ディープラーニングを使った自動色塗り機能、お絵かきアプリ「アイビスペイント」に搭載

 株式会社アイビスモバイルは22日、お絵かきアプリ「アイビスペイント」にディープラーニングを利用した自動色塗り機能を追加したと発表した。

 タイトル画面の「マイギャラリー」から線画を読み込み、ツール選択ウィンドウの「フィルター」内の「自動色塗り」をタップすることで自動的に色塗りが実行される。

自動色塗りの手順

 期待通りの結果が得られなかった場合は、「色指定アシスト機能」で色の塗り直しが可能。カラー選択ウィンドウからブラシの色を選び、塗り直したい線画の中をタップすることで色を置き換えられる。

 同機能は、Amazon Web Services(AWS)の機械学習用クラウドサーバー(P2インスタンス)を利用して実現したという。アイビスペイントに投稿された60万点以上の作品からディープラーニングに適した30万点を選び、事前画像処理を行った上で取り込んだそうだ。今後もアイビスペイントに作品が投稿されることで、さらなる精度向上、線画の認識率向上が期待できるという。

 最終的にはプロのマンガ家やイラストレーター、アニメの動画制作などでも省力化・効率化のアシストができるような人工知能を開発を目指すとしている。