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「汎用JPドメイン名」の累計登録数が100万件を突破、JPRSが発表
2017年9月5日 06:00
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は、同社が登録管理を行う「汎用JPドメイン名」の累計登録数が100万件を超えたことを発表した。
うち、ドメイン名に英数字(ASCIIコード)を用いたJPドメインは89万1623件、漢字や仮名といった日本語を使ったJPドメインは11万751件。なお、JPドメイン名全体の累計登録数は148万2370件で、その約7割が汎用JPドメイン名となっている。
汎用JPドメイン名は、「△△△.jp」といった形式で、「.jp」の前の部分(セカンドレベル)に文字列を登録できるドメイン名。日本国内に住所があれば個人や組織を問わず登録できる。
それまで基本となっていた、「.jp」の前に企業(co)や大学(ac)など登録者の組織属性を表す文字列がある「属性型JPドメイン名」の登録手続きが、書面による申し込みや公的文書による法人格審査などが必要だったのに対して、汎用JPドメインでは手続きが簡素なのが特徴。また、属性型JPドメイン名が1組織1ドメインに限られるのに対して、汎用JPドメイン名は数に制限なく登録できる。
このため、登録受付が開始直後の2001年2月から利用開始の同5月までに、すでに属性型JPドメイン名を登録していたり、商標や商号の文字列、個人名に対する登録である「優先登録申請」が約7万件、先着順となる同時登録申請は25万5千件が申請された。
その後に行われた通常の先願制の登録申請では、1日あたり1万件以上の登録申請が行われ、登録開始から約16年7カ月で100万2374件に到達した。
なお現在では、信頼性の要求される企業のコーポレートサイトや公的機関のウェブサイトでは属性型JPドメイン名が、商品やブランド、イベントなどのウェブサイトやキャンペーンサイトには汎用JPドメイン名が利用されるいう使い分けが浸透しているとのことだ。