Yahoo!の従業員400人がMSに移籍へ、検索事業の提携に伴い


 米Microsoftと米Yahoo!の検索事業での提携により、最低でも400人のYahoo!の従業員がMicrosoftに移籍することが、Yahoo!が米証券取引委員会(SEC)に提出した書類により明らかになった。

 MicrosoftとYahoo!は7月29日に検索事業での提携を発表。提携期間は10年間で、MicrosoftはYahoo!の中心的な検索技術の独占ライセンスを得て、技術をMicrosoftの検索プラットフォームに統合。Yahoo!の検索エンジンはMicrosoftの「Bing」になる。Yahoo!は大口の広告主に対する営業活動や、ユーザーインターフェイスなどの技術開発に注力する。

 SECに提出された書類によると、サービスの移行は24カ月以内に完了させる予定で、これに伴って最低400人の従業員がYahoo!からMicrosoftに移籍する。また、Microsoftは当初5年間は検索収益の88%をトラフィック獲得コストとして支払い、その後は83~88%の範囲で割合を見直す。さらに最初の3年間については、MicrosoftがYahoo!に対して年5000万ドルを支払う。


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(三柳 英樹)

2009/8/5 17:13