NRIと日本ベリサイン、OpenIDによる高度認証サービス提供で合意
野村総合研究所(NRI)と日本ベリサインは6日、OpenID技術をベースとした高度認証サービスの提供に向けた検討を開始することで合意した。高度認証サービスは2009年12月に提供開始を目指す。
NRIと日本ベリサインでは、シングルサインオンや認証セキュリティの高度化に対するニーズに対応するため、OpenID技術をベースとした高度認証サービスの提供に向けた検討を開始すると説明。高度認証サービスの導入により、通常のID・パスワードによる認証に、ワンタイムパスワード認証やリスクベース認証などの認証機能を付加した、信頼性の高いID情報連携が実現できるとしている。
具体的なサービスとしては、携帯電話ではブラウザを利用し、スマートフォンではメールを利用するワンタイムパスワード認証や、モバイルサイト向けの携帯ID認証、リスクベース認証、ID利用側サイト間でのシングルサインオン機能、ID発行側サイトとID利用側サイトの間での証明書認証などのセキュリティサービスを、サイトの要件に応じた組み合わせでクラウドサービスとして提供していく予定。
NRIでは、OpenIDと高度認証のノウハウをベースとしたID認証連携ソリューション「Uni-ID」などのシステム基盤製品の提供およびクラウドサイト運用を行う。また、日本ベリサインでは、不正アクセスを検知するリスクベース認証「ベリサイン アイデンティティプロテクションオンライン詐欺検出サービス(VIP FDS)」などの提供を行っていく。
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(三柳 英樹)
2009/8/6 14:46
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