MySpace、ソーシャル音楽発見サービス「iLike」買収で合意
米MySpaceは19日、ソーシャル音楽発見サービスの米iLikeを買収することで合意したと発表した。買収価格など取り引きの詳細については公表していない。
iLikeは2006年に創業し、現在5000万人の登録会員を持つ。iTunesのライブラリーデータやソーシャルネットワーキングサイトの友人によるデータなど、さまざまな情報をもとにお勧めの音楽を紹介してくれる。また、興味を持ちそうなアーティストのコンサートや新曲の情報も通知する。紹介された音楽には、iTunesやAmazonで購入するリンクも表示される。
iLikeはソーシャルネットワーキングサイト最大手のFacebookで最も人気のある音楽アプリケーションであるだけでなく、OrkutやBebo、hi5などのソーシャルネットワーキングサイトでも人気のある音楽アプリケーションとなっている。
MySpaceによる買収について、iLike社長のHadi Partovi氏は「MySpaceのプラットフォームやリーチ、リソースを、iLikeの配信ネットワークやソーシャルディスカバリーツールと組み合わせることによって、どんなエンターテインメントの分野でも、本当にエキサイティングなイノベーションと販売活動を行うだけのポテンシャルを持つ」とコメント。現在は音楽に限定されているiLikeのサービスを、他の分野にも拡大させることを匂わせている。
iLikeは、買収後も本社をシアトルに残し、サービスもこのまま継続するとしている。
関連情報
(青木 大我 taiga@scientist.com)
2009/8/20 11:50
-ページの先頭へ-