「Google Translate」で、さらに27カ国語が音声読み上げに対応


 米Googleは11日、機械翻訳サービス「Google Translate」の音声読み上げ機能に、さらに27カ国語を追加したと発表した。すでに4月までに7カ国語の音声読み上げに対応しており、これで対応言語は計34カ国語になった。対応言語に翻訳すると、翻訳文の隣にスピーカーアイコンが表示される。このアイコンをクリックすると、翻訳文が音声で読み上げられる仕組みだ。


スピーカーアイコンをクリックすることで翻訳文が音声で読み上げられる

 今回新たに対応したのは、アフリカーンス語、アルバニア語、カタラン語、中国語(簡体字)、クロアチア語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、フィンランド語、ギリシャ語、ハンガリー語、アイスランド語、インドネシア語、ラトビア語、マケドニア後、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、ルーマニア語、ロシア語、セルビア語、スロバキア語、スワヒリ語、スウェーデン語、トルコ語、ベトナム語、ウェールズ語だ。

 また、すでに対応していたのは、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ヒンズー語、ハイチクレオール語(アルファ版)。

 新たに追加された27カ国語は、オープンソースの音声読み上げソフト「eSpeak」を利用することによって実現されている。そのため、従来からの7カ国語に比べて、いかにも合成された音声という感覚は否めず、Googleも「完成にはほど遠い」と認めている。

 それでも、旅行先などで言葉が通じない場合に、発音をまねすることで言語の壁に風穴を開けられるメリットは大きいといえるだろう。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/5/12 12:13