Google、リアルタイムコラボツール「Google Wave」の開発を中止


 米Googleは4日、コラボレーションサービス「Google Wave」の開発を中止することを、同社公式ブログで明らかにした。

 Google Waveは、2009年5月に開催したカンファレンス「Google I/O」で発表された、チャットやファイル共有などのコラボレーションをリアルタイムに行えるツール。ウェブブラウザー上でのチャット画面にキー入力がリアルタイムに反映され、ファイルのドラッグ&ドロップ操作に対応するなどの新たな技術を搭載し、話題を集めた。

 2009年9月にはサービスを10万人にプレビュー公開し、2010年5月にサービスを一般公開したが、Googleでは「我々が期待していたほどユーザーには受け入れられなかった」として、サービスの開発中止を発表。サイトは2010年末までは運営を続けるが、今後単独のプロダクトとしてGoogle Waveの開発を続ける予定は無く、Google Waveの技術は他のGoogleのサービスに活用していくとしている。


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(三柳 英樹)

2010/8/5 12:27