ロジテック、USB給電で動作する11b/g対応小型ルーター2機種を発売


「LAN-W150N/RIPS」

 ロジテック株式会社は3日、USB給電で動作するIEEE 802.11b/g対応無線LANルーター「LAN-W150N/RIP」シリーズ2機種を発表した。本体背面部にアンテナを追加して無線通信距離を広範囲化した「LAN-W150N/RIPS」は標準価格4515円。2種類のカラーバリエーションを用意した標準モデル「LAN-W150N/RIPB」「LAN-W150N/RIPW」が4095円。いずれも12月上旬に発売する。

 「LAN-W150N/RIP」シリーズは、本体サイズ70×56×13mm(幅×奥行×高さ)の小型ルーター。本体側面のスイッチを操作することで、動作モードをルーターもしくは無線アクセスポイントの2種類から切り替えられる。ロジテックでは、ホテルやオフィスなどの出先でiPhoneやiPadを無線LAN接続する際に便利な製品とアピールしている。重量は「LAN-W150N/RIPS」が約40g、「LAN-W150N/RIPB」「LAN-W150N/RIPW」が約35g。

 「LAN-W150N/RIPS」はプレミアムモデルという位置付けで、無線通信距離を2階建て住居全体をカバーできる半径約20mに広範囲化した。給電用ACアダプターが付属するが、iPhone付属のUSB給電アダプターと別売USBケーブルの組み合わせでも動作する。

 「LAN-W150N/RIPB」「LAN-W150N/RIPW」は、無線通信距離が半径約10m。ブラックとホワイトの2色を用意する。ACアダプターは付属せず、USBケーブル(Aタイプ/Mini-Bタイプ)が同梱される。

 両機種共通の特徴として、100BASE-TX対応LANポートを2系統(WANおよびLAN各1系統)備える。また、IEEE 802.11nの技術を一部取り入れたことで、最大150Mbpsでの無線LAN通信を実現した。

 このほか、WPS(ボタン式)による無線LAN簡単設定、複数のSSIDを同時運用する「マルチSSID」にも両機種共通で対応する。無線LANセキュリティ方式は64/128bitのWEP、WPA-PSK(TKIP)、WPA2-PSK(AES)。


「LAN-W150N/RIPB」「LAN-W150N/RIPW」

関連情報


(森田 秀一)

2010/12/3 12:52