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NAVERまとめが作成機能を大幅刷新、ヤフトピ型メディアの先を目指す


 ネイバージャパン株式会社は9日、特定のテーマに沿ったリンクや画像、動画などを集めた“まとめページ”を作るサービス「NAVERまとめ」をリニューアルした。まとめページの作成機能や操作性を見直し、ユーザーインターフェイスを大幅に変更した。

 今回のリニューアルは「誰もが情報をデザインする世界」をコンセプトに、ネット上のあらゆる情報をまとめページに反映できるようにした。具体的には、1つのまとめページ内に画像や動画、リンク、テキスト、Twitterの発言などを入力できるようになった。

 リニューアル以前は、ユーザーが編集できるコンテンツは画像や動画、リンクなどのファイル形式ごとに制限されていたため、まとめページは“リンク集”や“画像集”といった形式となっていた。

リニューアル前(左)とリニューアル後(右)

 今回、編集できるコンテンツの“枠”が撤廃されたことで、「まとめ作成者は集約した情報にコンテキスト(文脈)を持たせられるようになり、まとめ閲覧者も理解しやすくなる」とネイバージャパンの島村武志氏(サービス企画室室長)は説明する。

 今後は、2ちゃんねるをはじめとするネット掲示板や「はてなブックマーク」などのソーシャルブックマークなど、他のプラットフォームで蓄積されている情報についても順次編集対象に加えていく考えだ。

 操作性の面では、まとめページ内に掲載するコンテンツの順番をドラッグ&ドロップで並び替えたり、まとめページ内に見出しを追加できるようになった。また、表示される文字サイズやフォントも調整し、以前に比べて見やすくなったとしている。

まとめページ内に掲載するコンテンツの順番をドラッグ&ドロップで並び替えたり、まとめページ内に見出しを追加できるようになった

Yahoo!トピックス型のメディアでは得られないニーズに応える

ネイバージャパンの島村武志氏(サービス企画室室長)

 ネイバージャパンは2010年10月、コンテンツを収集・編集して共有する「キュレーション」の普及を目的に、NAVERまとめを刷新。NAVERまとめの“フェイズ2”として、まとめページで発生した収益をまとめ作成者に還元するインセンティブ制度を開始している。

 その結果、まとめ作成者(キュレーター)は当初の6倍以上に増え、2009年7月のNAVERまとめの提供開始から18カ月で月間2億PVを突破した。一部のユーザーは、インセンティブ制度で月額30万円近くの報酬を得ているという。

 島村氏によれば、今回のリニューアルはNAVERまとめの“フェイズ3”という位置付け。「誰もが情報をデザインする世界へ」というコンセプトを掲げ、ニュース記事のコンテンツを集約する「Yahoo!トピックス」(ヤフトピ)の先を目指すという。

 「キュレーションの代表例」というヤフトピについて島村氏は、「話題の対象がニュース記事に限定されてしまう」と指摘。ヤフーのスタッフのみが編集に参加しているため、「話題の選別基準が一元的にならざるを得ない」という問題点もあると語る。

 「ヤフトピで取り上げられる話題は、大勢が興味を持つようなマス的な基準で整理されている。ニュースの関連情報も整理して紹介しているが、テキストが中心なのでわかりにくい部分もあり、多様化する情報収集のニーズに応えることも難しい。」

 その一方、NAVERまとめは誰でもまとめページを作成でき、ニュース記事に限らず、画像や動画、テキストなどのコンテンツを組み合わせられると説明。ヤフトピ型のメディアでは得られない、ユーザーの「知りたい」という思いに応えられるとしている。


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(増田 覚)

2011/3/9 11:00