「Mac OS X 10.6.7」公開、セキュリティ修正を含むアップデート


 アップルは21日、Mac OS X 10.6(Snow Leopard)の最新アップデートとなる「Mac OS X 10.6.7」を公開した。また、Mac OS X 10.5(Leopard)向けのアップデート「セキュリティアップデート 2011-001」や、2011年に発売された最新の「MacBook Pro」を対象としたアップデート、サーバーOS「Mac OS X Server」向けのアップデートも同時に公開した。いずれも、OSのソフトウェア・アップデート機能またはアップルのダウンロードサイトから入手できる。

 「Mac OS X 10.6.7」や「セキュリティアップデート 2011-001」では、特別に細工された画像を表示した場合に任意のコードを実行させられる危険のある「ImageIO」関連の脆弱性など、多数の脆弱性を修正。危険度の高い脆弱性も含まれているため、アップルではすべてのユーザーにアップデートを推奨している。

 このほか、Macのリモート操作が可能な「どこでも My Mac」の信頼性向上や、一部のSMBサーバーへのファイル転送時に起きる問題の修正、Mac App Storeに関する問題の修正などが行われている。また、MacBook Pro向けのアップデートでは、FaceTimeのパフォーマンスに関する問題の修正と、グラフィックスの安定性および外部ディスプレイの互換性向上が行われている。


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(三柳 英樹)

2011/3/22 15:07