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未来の読書体験スペースが神保町に開館、国立情報学研究所らが企画・運営


 国立情報学研究所は30日、本の街として知られる東京・神田神保町に、未来の読書を体験できるという公開型スペース「e読書ラボ」を開設した。市販の電子書籍端末10機種で実際の読書が試せるほか、各種展示を行う。住所は東京都千代田区神田神保町1-7-7「本と街の案内所」内。開館時間は11時30分〜18時00分、日曜・祝祭日は休館する。

 e読書ラボは、国立情報学研究所の連想情報学研究開発センターが企画し、NPOの連想出版が運営を担当するオープン型施設。神田古書店連盟と連想出版が共同運営している街案内スポット「本と街の案内所」内に開設された。

 e読書ラボは、神保町にわざわざ足を運ぶような“本当に本が好きな読者”たちに向けて、電子書籍が体験できる場を提供するのが狙い。また情報学研究拠点という立場から、未来の読書体験を提案・提言していきたいという。

 スペース内では、アップルのiPad 2、Sony Reader Touch Edition(6型)、シャープのGALAPAGOS(10.8型 ホームモデル)、AmazonのKindle Keybordなど10種類の電子書籍端末を展示。端末には各種の製品版電子書籍が収録されており、その全編が閲覧できる。元となる紙版書籍も同時に展示しており、読み比べが可能。

 このほか、パッケージやオンラインの形で有料提供されている辞書・百科事典系コンテンツの体験コーナーを用意。さらに、研究成果の1つである「自動脚注付与システム」を展示する。

 今後は、著作権切れ書籍を多数収蔵する「青空文庫」を核としたダウンロードサービスの展開も計画中。ITに不慣れな人でも電子書籍を扱えるよう、書店員が目的の書籍を代行インストールしてくれるといった形態を模索するという。


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(森田 秀一)

2011/9/30 17:03