ライブドア「ロケタッチ」、ぐるなびのクーポンが取得可能に


 位置情報共有サービス「ロケタッチ」を運営する株式会社ライブドアと、飲食店情報サイト「ぐるなび」を運営する株式会社ぐるなびは21日、顧客情報をベースにしたダイレクトマーケティング領域において業務提携したと発表した。

 ロケタッチは携帯電話やスマートフォンのGPS機能を利用して、自分が訪問した位置情報を記録・共有できるサービス。今回の提携では、ロケタッチの行動履歴データと、ぐるなびの飲食店情報をもとに、利便性の高い飲食情報を提供することが狙い。

 第1弾としては、ぐるなびとロケタッチの店舗データをひも付けし、ロケタッチの店舗ページから、ぐるなびのメニューやクーポンなどへの導線を設ける。PC、スマートフォン、モバイルサイトは対応済みで、iPhoneアプリとAndroidアプリは11月末に対応する予定。

 これによりロケタッチユーザーは、ぐるなびの正確かつリアルタイムな飲食店情報が取得できるようになるという。さらに今後は、ぐるなびの店舗営業力を活用し、店舗向け管理ツール「ロケタッチオーナーズ」の導入支援も行っていく。

 ロケタッチオーナーズでは、クーポンの発行や店舗ページの編集、常連ユーザーのランキングや競合店の状況、タッチがあったことを知らせてくれるアラート機能、タッチ数のアクセス解析などの機能を無料で利用できる。

 両社は今回の業務提携をを通じて、位置情報を用いた飲食店のダイレクトマーケティングの可能性を検証し、飲食店の活性化や収益増につながる施策を展開していくという。


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(増田 覚)

2011/11/21 14:56