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スマホ利用者のウイルス不安が増加、無線LAN暗号化実施率は約6割〜IPA調査


 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は20日、インターネット利用者を対象に実施した「2011年度 情報セキュリティの脅威に対する意識調査」の結果を公表した。15歳以上のPCインターネット利用者を対象としたウェブアンケートで、調査機関は10月24日〜31日。有効回答数は5240人(男性2683人、女性2557人)。

 調査によると、スマートフォンの利用率は18.6%で、前回調査(2010年10月)の9.3%から倍増した。一方で、スマートフォン利用者の約9割が何らかの不安を感じており、「ウイルス感染による不正利用」に関する不安度は55.3%と前回調査の39.5%から増加した。スマートフォンを狙ったウイルスが存在することは約8割の利用者が認識しており、実際に感染したことがあるという回答も3.3%あった。また、「感染の有無はわからない」という回答も14.5%あり、感染を認識していない利用者が存在する可能性もあるとしている。

 自宅のインターネット利用環境については、「有線LANを利用」が62.9%で最も多かったが、2007年調査時の75.8%からは減少傾向にある。一方で、「無線LANを利用」という回答は2007年調査時の28.9%から45.9%まで増加している。

 一方で、「通信の暗号化を行なっている」という回答は58.5%にとどまっている。「暗号化を行なっているかどうかわからない」という回答は31.5%、「暗号化を行なっていない」という回答は9.9%あり、IPAでは適切な暗号化方式を設定することを推奨している。

 情報セキュリティ対策の実施状況については、「セキュリティソフトの導入・活用」「Windows Updateなどによるセキュリティパッチの更新」「不審な電子メールの添付ファイルは開かない」「怪しいと思われるウェブサイトにはアクセスしない」といった対策は7割以上の利用者が実施している状況が続いている。ただし、実施していない層も継続して存在しており、この層へのアプローチが課題だとしている。


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(三柳 英樹)

2011/12/20 17:50