大阪市立図書館が電子書籍サービス、ネット経由で自宅からも利用可能
大阪市立図書館が20日、全24館で電子書籍サービスの提供を開始する。館内の多機能端末のほか、インターネット経由で自宅などのPCからも利用できる。
まずは「国史大系」などの歴史史料や「浪華百事談」などの大阪に関する資料、資格本やビジネス書など、和図書約350タイトルを提供。さらに今年度中に、古典など著作権フリーの英語図書約3500タイトルを追加する。大阪市によれば、提供タイトル数と閲覧可能な端末数で、公共図書館として有数の電子書籍サービスになるという。
米EBSCOの図書館向け電子書籍サービス「eBooks Collection(EBSCOhost)」を導入。これを利用者が無料で閲覧・検索できるようにした。EBSCOhostでは、すでに出版されている図書のうち、主に個人では購入しにくい歴史史料や専門書を電子化しているという。
なお、インターネットからの利用には、大阪市立図書館の図書館カードとパスワードが必要。図書館カードは、大阪市内に居住・在勤・在学している人や近隣7市の人が作成できるほか、それ以外でも、氏名・現住所が確認でき、通常の図書館利用が可能な人であれば、本人の申請によりカードを交付できるよう運用しているという。
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(永沢 茂)
2012/1/19 06:00
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