Facebook、Twitterらが共同でブックマークレット公開～Google+検索統合に対抗

　Googleが検索結果ページに「Google+」のコンテンツの統合を開始したことに対して、他のソーシャルメディアの情報も加えることで検索結果はより良いものになるとして、FacebookやTwitter、MySpaceのエンジニアが共同で開発したブックマークレット「Focus on the User」を公開した。

　Googleでは1月10日、Googleの検索結果ページにGoogle+のコンテンツを統合する新機能を発表。英語版の検索ページでは、検索キーワードに応じてGoogle+の友人のコンテンツや、一般に公開されているGoogle+ユーザーのプロフィール、Google+ページなどが表示されるようになった。一方で、この機能はGoogle+を他のソーシャルメディアの情報よりも目立たせるものだとして、Twitterなどが懸念を表明している。

　「Focus on the User」はブックマークレットとして動作するツールで、検索結果にTwitterやFacebookなど他のソーシャルメディアの結果も統合して表示する。例として「movie」の検索結果が挙げられており、ブックマークレット使用後の検索結果には俳優のFacebookページやTwitterアカウントが表示される。ブックマークレットはGoogle ChromeやFirefox、Safariなどで動作し、Internet Explorerでは動作しない。

　サイトでは、「Googleがウェブ全体からすべての結果を表示すれば、ソーシャル検索がどれほどよくなるか」を示すため、コンセプトコードとしてブックマークレットを作成したと説明。すべての情報はGoogleから取得しており、その他のサービスやAPIは使用していないという。

Focus on the Userの利用例