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第17回AMDアワード、大賞は初音ミクの「MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES」


 社団法人デジタルメディア協会(AMD)は19日、優秀なデジタルコンテンツなどの制作者を表彰する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'11/第17回AMDアワード」の授賞式を東京・元赤坂の明治記念館で開催した。大賞/総務大臣賞には「MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES 〜はじめまして、初音ミクです〜」(MIKUNOPOLIS 2011実行委員会)、AMD理事長賞には「九州新幹線全線開業『祝!九州』キャンペーン」(「祝!九州」制作チーム)が選ばれた。

第17回AMDアワード授賞式

 「MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES 〜はじめまして、初音ミクです〜」は、2011年7月2日に米国ロサンゼルスのノキアシアターで、北米最大のアニメコンベンション「ANIME EXPO 2011」の一貫として行われた、バーチャルアイドル「初音ミク」の初の海外コンサート。「初音ミク」は、2008年(第13回)のAMDアワード優秀賞に続く2度目の受賞となった。

 授賞式では、総務副大臣の松崎公昭氏が「初音ミクはユーザー参加型の創作コンテンツとして、最初から完璧なアイドルだったのではなく、多くのユーザーが参加することで魅力を高めていった」と授賞理由を説明。「政府としても、震災後も変わらぬ日本の魅力の発信に務めているが、今回の大賞をはじめ、海外への発信力を持っている日本のデジタルコンテンツに大いに期待している」とコメントした。

 MIKUNOPOLIS 2011実行委員会を代表して挨拶に立ったクリプトン・フューチャー・メディア代表取締役の伊藤博之氏は、「(前回受賞の)2008年当時は、こんなに長くムーブメントが続き、アメリカでコンサートまで開くとは思いもしなかった。栄えある賞をいただいたのは、何十万人というクリエイターの成果であり、みなさんの創作あってのこと。今回の受賞は通過点と考えており、みなさんもぜひ創作を続けていって欲しい」とコメントした。

 「九州新幹線全線開業『祝!九州』キャンペーン」は、九州新幹線の全線開業にあたり、沿線住民に参加を呼びかけて撮影されたCMキャンペーン。ユーザー参加型のCMである点と、オンエア開始直後に東日本大震災が発生してCMの放送も自粛されたが、YouTubeを通じて九州だけでなく日本や世界各地に反響が広がった点などが授賞理由となった。

 AMDアワードは、2011年1月1日から12月31日の間に日本国内において発売・発表されたデジタルメディアで表現されるコンテンツおよび、最新のデジタル技術を駆使して制作された国内(海外展開含む)の作品を対象に、年間コンテンツ賞を選出。大賞とAMD理事長賞のほか、優秀賞に、無料通話・メールアプリの「LINE」や「おさわり探偵なめこ栽培キット」「DARK SOULS」「ニコニコ生放送」「ニンテンドー3DS」「マルモのおきて」「モテキ」の合計9作品が選ばれた。

 江波直美賞(新人賞)には、2011年のNHK紅白歌合戦で嵐のスペシャルメドレーをプロジェクションマッピングを用いて演出した猪子寿之氏(チームラボ)、リージョナル賞には、在日ブラジル人を対象にポルトガル語でクロスメディア型の地域情報発信を行う「BRASIL GIFU 多文化共生プロジェクト」(株式会社うぶすな)が選ばれた。

クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之氏 大賞を受賞したMIKUNOPOLIS 2011実行委員会の(左から)セガの内海洋氏、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之氏、アスキー・メディアワークスの福岡俊弘氏




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(三柳 英樹)

2012/3/19 19:27