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ベクター、第1四半期の業績予想は大幅な減収減益、不正アクセスの影響で


 株式会社ベクターは18日、2013年3月期第1四半期(2012年4月1日〜6月30日)の業績予想を発表した。売上高が5億8000万円、営業損失が9000万円、経常損失が9000万円、四半期純損失が1億1800万円となっている。売上高実績が前年同期は10億4700万円だったのに比べ半減近く、また営業利益、経常利益、四半期純利益は黒字から赤字になる大幅な減収減益を見込んでいる。

 前年同期は期首から新規大型タイトルのサービスを開始して好調だったのに対し、今期は不正アクセスの影響により、1)クレジットカードなどの決済手段が一時的に利用できなくなっていること、2)ソフトウェア販売事業での受託事業が一時的に停止していること、3)オンラインゲーム事業において新規タイトルのサービス開始が第2四半期以降となり、第1四半期は費用の発生が先行すること――といった理由を挙げている。

 なお、今回の業績予想は、不正アクセスの影響を精査するために発表を延期していたものだ。

 ベクターはまた、2013年3月期は、業績予想の発表形式を変更することとした。従来は決算発表時に翌期の第2四半期累計期間および通期の業績予想を開示していたが、当期については四半期決算発表時に翌四半期累計期間の業績予想を開示する形式とする。業績に対する不正アクセスの影響が未だに予想しにくいことに加え、同社を取り巻く事業環境が短期的に大きく変動する恐れが出てきているためだという。


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(永沢 茂)

2012/5/21 06:00