HPのオープンwebOSのEnyo開発中心人物が辞職~ロードマップ達成に暗雲か


 米HPのHTML5アプリケーションフレームワークであるEnyo開発チームの中心人物が辞職したことが明らかになった。

 Enyoは2012年中にバージョン1.0を公開する計画となっており、Open webOSの不可欠な構成要素であるだけに、webOSの将来にまたもや暗雲が立ちこめたとする見方も出てきている。

 このニュースをスクープしたテクノロジーブログ「The Verge」はEnyo開発チームが離職し、Googleに移籍したと指摘していた。

 その後、HPのEnyo公式ブログがこの事実を認め、「Enyoチームのいくつかの重要なメンバーが会社を去ったのは事実だが、エンジニアリングと首脳陣の大半は残っている」とコメント。さらに同開発チームでは、離職者を埋めるだけでなく、新規開発を進めるためにさらに人員を雇用したい旨を強調している。

 Enyo開発チームの中心的な役割を果たしたことで認められているMatts McNulty氏は自身のTwitterアカウントに暗号めいたツイートを書き込み、同氏が約30日後に「新たな冒険を始める」ことを示唆していることから、事実上離職を認めた格好となっている。



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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/5/28 06:00