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電子書籍コンテンツ市場は2011年度671億円、5年後に1840億円〜ICT総研が推計


 株式会社ICT総研は10日、電子書籍コンテンツの需要予測に関する調査結果を発表した。2011年度の電子書籍コンテンツ市場規模は671億円で、1年前に同社が予測した700億円を下回ったが、2016年度には1840億円(2011年度比2.7倍)に拡大すると見込んでいる。

 この調査結果は、ICT総研による取材やアンケート調査、各種文献などをもとに同社アナリストが推計したもの。これによると、2011年度の電子書籍コンテンツ市場671億円の内訳は、従来型携帯電話向けが575億円、スマートフォン/タブレット端末/電子書籍専用端末向けが96億円。それが2013年には、従来型携帯電話向けが380億円、スマートフォン/タブレット端末/電子書籍専用端末向けが670億円と規模が逆転するという。

 また、先日発表された楽天の電子書籍専用端末「Kobo Touch」のほか、日本での近日発売が予告されたAmazonの「Kindle」など、端末ラインナップの充実に合わせてコンテンツも本格的な拡大局面に入ってくるはずだと指摘。従来型携帯電話向け市場の減少を、スマートフォン/タブレット/電子書籍専用端末向け市場が補完するだけでなく、市場全体をけん引するとしている。

 2016年度予測1840億円の内訳は、従来型携帯電話向け市場が190億円、スマートフォン/タブレット端末/電子書籍専用端末向け市場が1650億円。

 2011年度の電子書籍端末の出荷台数規模は、タブレット端末が276万台、電子書籍専用端末が26万台の合計302万台。2016年度には、タブレット端末が920万台、電子書籍専用端末が200万台の合計1120万台(2011年度比3.7倍)になると予測している。


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(永沢 茂)

2012/7/11 06:00