JPCERT/CC、ネット定点観測の新システム「TSUBAME」運用開始
一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は25日、インターネット上の攻撃動向を定点観測する新システム「TSUBAME」の運用を開始し、ウェブページを公開したと発表した。
JPCERT/CCでは2003年に定点観測システム「ISDAS(Internet Scan Data Acquisition System)」の運用を開始。主に国内に観測用センサーを配置して、ワームの感染活動や弱点探索のためのスキャンなど、脅威となるトラフィックの観測を行なってきた。
さらに2007年からは、National CSIRTの協力のもと、観測用センサーを海外にも配置するための活動を開始。「アジア・太平洋地域インターネット定点観測可視化プロジェクト(TSUBAME)」 と命名されたという。
今回、ISDASの運用を終了し、TSUBAMEに統合して運用を開始した。
JPCERT/CCでは25日、四半期ごとの宛先ポート番号のトップ5の変化をまとめた「インターネット定点観測レポート」の2012年1月~3月版および4月~6月版も公開した。
関連情報
(永沢 茂)
2012/10/25 13:17
-ページの先頭へ-