「ストリートビューギャラリー」で九州方面を拡充、あんな所やこんなモノも


 「ストリートビュー」の「スペシャルコレクション」を集めたサイト「ストリートビューギャラリー」の日本版ページが更新された。新たに「産業遺産」カテゴリーなどが設けられ、先日公開された長崎の軍艦島なども同キャラリーページから閲覧できるようになった。

 スペシャルコレクションとは、名所や観光スポット、各種施設内など“特別な場所”のストリートビューを集めたもの。通常のストリートビューと同様に地図サイト「Google マップ」上からも表示できるが、ストリートビューギャラリーはそれらがまとまっているために効率よく見ることができる。

「ストリートビューギャラリー」日本版

 日本版のストリートビューギャラリーは従来、「京都」「横浜」「寺と神社」「庭園・公園」「日本の城」「高速道路 サービスエリア」「洞窟」「水中」「NASA」など23カテゴリーが掲載されていたが、今回、「日本の美術館」「産業遺産」「商店街」「自然の景観」「ハワイ」の5カテゴリーが新設された。

 「産業遺産」では、前述の「端島(軍艦島)」のほか、「上野海運ビル」「東田第一高炉史跡広場」「旧門司三井倶楽部」「国際友好記念図書館」「尚古集成館」「旧鹿児島紡績所技師館」の7カ所があり、福岡を中心に九州周辺のスポットがリストアップされている。「自然の景観」は、「生駒高原」「高千穂峡」「クルスの海」「陰陽石」「有村溶岩展望所」「湯之平展望所」の6カ所で、今のところこちらも九州のスポットに偏っている。一方、「日本の美術館」「商店街」は東日本エリアのスポットも含めて広くコレクションされている。

 米Googleは11日にストリートビューにおいて過去最大のアップデートを実施したことを発表。スペシャルコレクションも倍増した結果、その場所は世界で数百カ所、うち日本で200~300カ所に上ることを明らかにしていた。ストリートビューギャラリーは日本版のほか各国・地域版があるが、今のところ、それらスペシャルコレクションをすべて網羅しているわけではないようだ。

 なお、こうした名所などに関しては、Google Japanの公式Google+ページにおいて毎週木曜日に、ストリートビューの名場面・オススメショット(#svshot)としてピックアップしている。最近では、石の教会内村鑑三記念館、立山・黒部、富士山頂、釧路湿原の展望台などのストリートビューが紹介された。


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(永沢 茂)

2012/10/25 18:58