Google「ストリートビュー」が長崎・軍艦島へ、過去最大のアップデート実施
米Googleは11日、「ストリートビュー」において過去最大のアップデートを実施したと発表した。
Googleではこれまでに世界の500万マイル以上の道のストリートビューを公開していたが、今回、25万マイル以上をアップデートしたという。対象となる地域は、マカオ、シンガポール、スウェーデン、米国、タイ、台湾、イタリア、英国、デンマーク、ノルウェー、カナダとなっている。
あわせて、名所などのストリートビューを公開している「スペシャルコレクション」を倍増した。これには、南アフリカ、日本、スペイン、フランス、ブラジル、メキシコなどが含まれる。
万博公園。「太陽の塔」の真下まで行って見上げたり、「黒い太陽」も見られる |
阪神甲子園球場。1塁側~3塁側内野スタンドからの眺めが見られる。スタンド裏の建物内通路を通り抜けられるようになっており、売店に置いてあるタイガースグッズもよくわかる |
グーグル株式会社によると、スペシャルコレクションで公開された場所は、世界で数百カ所に上り、このうち日本が200~300カ所含まれる模様。具体的には、北の丸公園、万博公園、阪神甲子園球場など、公園や文化財、史跡、名所などが多いとしている。
また、「軍艦島」として知られる長崎県の炭坑跡の島・端島のストリートビューもある。残念ながら海上からのみで上陸はできないが、長崎港の桟橋を離れた直後から軍艦島を1周するまでを、船の後部から撮影したストリートビューとして見ることができる。
今回追加されたスペシャルコレクションは、「ストリートビューギャラリー」のページに近日中にまとめられる予定だが、現時点でも公開はされている。「Google マップ」の地図上でペグマンをドラッグ&ドロップすることで表示可能のため、気になる名所があれば、ストリートビューが公開されていないかどうかチェックしてみるといいだろう。
「Google マップ」の地図上でペグマンを端島付近にドラッグすると、道路のストリートビューと同様に航路が青色の線で表示される。その上にドロップすれば、船上からのストリートビューが表示される。ちなみに青い点は、ユーザーによって「Panoramio」などに投稿されているその場所の写真を閲覧できるポイントだ |
軍艦島 |
「ストリートビュー」で接近できるのはここまでだが、ユーザーが「Panoramio」などに投稿している多数の写真にもリンクされているので、上陸気分は十分に味わえる |
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(永沢 茂)
2012/10/12 19:38
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