挑戦者、Androidのストリーミング再生にも対応した「RockDisk Next」


「挑戦者プレミアム」ブランドのLAN接続HDD「RockDisk Next」

 アイ・オー・データ機器は、「挑戦者プレミアム」ブランドのLAN接続HDD「RockDisk Next」を11月7日に発売すると発表した。販売は直販サイトのアイオープラザ限定で、直販価格は、2TB HDD内蔵モデルが1万5800円、3TB内蔵モデルが1万9800円。HDDを内蔵しないキットモデルも7980円で販売する。

 RockDisk Nextは、従来モデルのユーザーからの要望を受けてオートコネクト機能やファンレス機構を採用した「RockDisk」上位モデルにあたる。

 UPnPメディアサーバーとして利用可能だが、従来モデルではUPnPによる自動設定を採用していたが、機器の相性などでルーターの手動設定が必要になったり、環境によりリモートアクセス自体が利用できないことがあったという。このため、今回のNEXTでは、UPnPが使えない場合は、オートコネクト機能により自動的に専用サーバーとの通信がVPN利用設定に切り替わる機能を搭載。ユーザーによる手動設定は不要になった。

 また、ボディは一体成型のアルミボディを採用することにより、ボディによる放熱性能を向上させ、ファンレス化したことで静音性を実現した。CPUとメモリも強化し、RockDiskではシングルコア300MHz CPU/メモリ 32MBだったところ、RockDisk NEXTではデュアルコア750MHz CPU/メモリ256MBを搭載した。

 その他、従来モデルで要望が多かった、Mac OS XのTimeMachineにも対応。フォルダ表示にも新たに対応した。

正面と背面側面

 スマートフォンやタブレットからリモートアクセスが簡単にできる点が製品のコンセプトで、無料アプリ「iSharing」を使ってiOS搭載スマートフォンやAndroid OS搭載スマートフォンに対応。スマートフォン内の動画および静止画のアップロード、RockDisk Next内のファイル再生などができる。

 従来は、ストリーミング再生はiPhoneのみ対応でAndroid OS搭載端末ではに対応していなかったが、今回から新たにAndroidでも対応。アプリからカメラを起動し、RockDisk Nextに直接アップロードできる。

 パソコンからもリモートアクセスが可能で、ウェブブラウザーからドラッグ&ドロップ操作での一括アップロードにも対応する。ウェブサイトはHTML 5を採用し、よく使うアプリを画面下のドックに配置することもできる。

 なお、既存の「挑戦者」シリーズは、初期不良対応のみで、サポートなし/無保証で低価格で新機能を搭載した製品を積極的に扱ってきたが、今回のRockDisk NEXTを含む「挑戦者プレミアム」シリーズでは、全ラインナップを1年保証・フルサポートとし、法人向けに有償で延長保証(3年1050円、4年1575円、5年2100円)の保守サービスも用意した。

 インターフェイスはUSB 2.0×2(うち1ポートは前面)、eSATA×1を搭載。USBポートで外部HDDの増設も可能なほか、eSATA接続のHDDを外部に増設すれば、RAID 0/1にも対応し、RAIDディスクとしても利用できる。

 機能面では、UPnPメディアサーバー機能のほか、SMBサーバー、FTPサーバー、NFPサーバー、AFPサーバー、HTTP/FTPダウンローダー機能を装備する。

 対応OSはWindows XP/Vista/7/8とMac OS X 10.2以降。アプリの対応OSは、iOS 4.0以降とAndroid 2.2/3.x以降。


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(工藤 ひろえ)

2012/11/7 14:22