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Google、Chrome 25から検索ワードを暗号化〜マーケティングに影響も

 米Googleは18日、Chrome 25から検索を暗号化すると発表した。

 発表によると、Chrome25からはオムニボックスと呼ばれているアドレスバーに入力する検索語句を、SSLによって暗号化し、Googleに送信する。Chrome 25はすでにベータチャンネルにて公開されている。

 暗号化によってユーザーは、検索語句を外部に盗み見られることなく、プライバシー保護が可能となる。

 この措置は突然発表されたものではなく、今後のトレンドになると思われる。例えば、現在のChromeでもGoogleアカウントにログインしていれば、検索は既にSSLによって暗号化されている。

 他社のウェブブラウザーでも対応が進んでいる。FirefoxはGoogle検索すべてに関して2012年7月以来、またSafariは2012年9月以来、検索語句を暗号化している。ウェブブラウザー以外にも、TwitterやFacebook、Gmail等も検索語句の暗号化を行ってきた。

 このような措置は、セキュリティー、プライバシー保護の観点から望ましいことは言うまでもない。しかし、ウェブサイト運営の観点からは、マーケティング上重要な検索語句情報の一部が失われることも意味する。暗号化された検索を使用する場合、ウェブサイト訪問者がGoogleから訪問するために利用した検索語句情報の一部が、これまでのようには得られなくなるからだ。

 今後様々なブラウザーやプラットフォームが暗号化検索に対応することによって、失われる情報も加速度的に増えていくだろう。ウェブサイト運営者は暗号化検索にまだ対応していないYahoo!やBingなど他のサーチエンジンからの情報を利用するか、別の方法で分析する必要に迫られることになる。

 なおGoogleでは、ユーザー側では、この変更による影響を感じることはほとんどないと説明している。

(青木 大我 taiga@scientist.com)