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テックウインド、QNAP製NAS「Turbo NAS」CPU/メモリ強化の新製品

 テックウインド株式会社は、台湾QNAP Systems製のNAS製品「Turbo NAS」シリーズで、高速・省電力なMarvell 6282 ARMプロセッサを採用したホーム/SOHOユーザー向け新製品6製品を4月26日に発売する。

 製品ラインナップは、CPUにMarvell 6282 2.0GHz、メモリ1GBを搭載するモデルが、「TS-121」(1ベイ)、「TS-221」(2ベイ)、「TS-421」(4ベイ)の3製品。CPUにMarvell 6282 1.6GHz、メモリ512MBを搭載するモデルが、「TS-120」(1ベイ)、「TS-220」(2ベイ)、「TS-420」(4ベイ)の3製品。

TS-121
TS-221
TS-421
TS-120
TS-220
TS-420

 全製品がギガビットイーサネットに対応し、4ベイモデルはイーサネットポートを2基搭載。USB 3.0ポート×2、USB 2.0ポート×1、eSATA×1を備える。また、同じアーキテクチャーを採用したSOHO向けラックマウント型NASのエントリー製品「TS-421U」「TS-420U」の取り扱いも開始する。価格はいずれもオープンプライス。

 新製品では、CPUに新世代のMarvell 6282 ARMプロセッサーを採用し、メインメモリも既存の同レンジ製品と比較して倍の容量を搭載。全製品が標準でUSB3.0とeSATAポートを備え、2ベイ以上の製品はホットスワップに対応する。

 QNAPでは新製品の発売に合わせ、およそ4年ぶりとなるファームウェアのメジャーバージョンアップを行い、QNAP Turbo NASはQTS4.0と呼ばれる新しいプラットフォームに移行する。NASを初期セットアップするための専用ユーティリティのインストールは不要となり、インターネット経由で「start.qnap.com」にアクセスし、ウェブウィザードに沿って設定を進めるだけでNAS運用開始が可能となる。

 ソーシャルメディアやクラウドコンピューティングと親和性の高いアプリケーションも標準装備。NASに保存した写真や音楽をソーシャルメディア上で共有する「PhotoStation」「Music Station」や、インターネットを経由したNASへのアクセスを簡単に実現する「myQNAPcloud」サービス、PCやタブレット端末など複数デバイスとの同期を可能にする「Qsync」により、パーソナルクラウド機器としてQNAP Turbo NASを活用できる。

(三柳 英樹)