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マイクロソフト、5月の月例パッチは、IEの“緊急”パッチ2件を含む計10件

 日本マイクロソフト株式会社は、日本時間の5月15日に公開を予定しているセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の事前情報を公開した。今回は計10件を公開する予定だとしており、脆弱性の最大深刻度の内訳は、4段階で最も高い“緊急”が2件、2番目に高い“重要”が8件。

 “緊急”の2件は、どちらもWindows上のInternet Explorer(IE)に影響するもので、リモートでコードが実行される恐れのある脆弱性を修正する。うち1件は、IE6/7/8/9から最新バージョンであるIE10にまで影響するため、現在サポートされているWindowsのすべてのバージョン(Windows XP/Vista/7/8、Windows RT、Windows Server 2003/2008/2008 R2/2012)が対象になっている。もう一方の1件は、IE8/9に影響するもので、Windows 8、Windows RT、Windows Server 2012は対象外。

 “重要”の8件は、WindowsやWord、Visio、Publisher、Lync、Windows Essentialsなどに影響するもの。

(永沢 茂)