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マイクロソフト2月公開の月例パッチに4件の不具合報告

 マイクロソフトが2月11日に公開した月例の更新プログラム(修正パッチ)に不具合が報告されている。米Sans Instituteが、4件の不具合について情報をまとめている。

 Internet Explorer用のセキュリティ更新プログラム「MS15-009」については、同時にインストールされるSSL 3.0の脆弱性に対処する更新プログラム「KB3023607」の不具合が報告されている。Windows 8.1またはWindows Server 2012 R2で、Cisco AnyConnectのクライアントアプリケーションを使用してVPN接続を確立する際にエラーメッセージが表示されるというもので、この問題に対するfix itが公開されている。

 Windowsカーネルモードドライバーの脆弱性を修正する「MS15-010」については、セキュリティ更新プログラム「KB3013455」のインストール後に、Windows VistaまたはWindows Server 2003で一部のテキストの品質が低下することがある。マイクロソフトではこの問題について、現在調査中としている。

 セキュリティ修正以外で提供された更新プログラムでは、PowerPoint 2013向けの更新プログラム「KB2920732」に不具合が確認され、現在この更新プログラムは公開が中止されている。また、Visual Studio 2010 Tools for Office Runtimeのアップデートとなる「KB3001652」についても、インストールが完了しない不具合が確認されたため、一時公開が中止されたが、現在は修正版が公開されている。

(三柳 英樹)