叡山電車、運転席からの眺めをUstreamでライブ中継


2009年の「えいでんまつり」で運行したイベント列車

 京都の叡山電鉄株式会社は、10月30日に開催するイベント「第6回えいでんまつり」において、営業運行中の列車の運転席からの眺めをUstream中継する。

 イベント列車「きらら」の最前部にハンディカメラとノートPCを設置し、NTTドコモの3G回線を通じて中継する。列車は午前9時57分に出町柳駅を出発。叡山本線の八瀬比叡山口駅まで行った後、修学院駅まで折り返し、今度は鞍馬線の二軒茶屋駅まで行き、再び修学院駅まで戻ってくるという行程。折り返し区間では最後部の車掌室からの眺めとなるが、途中には引き込み線の区間があるほか、最後は修学院車庫までの回送区間も中継するという。

 今回はイベント列車によるテストケース的な実施のようだが、同社によれば、運転席からの眺めをUstreamでライブ中継するのは、日本の鉄道会社では初めてではないかとしている。

 Ustream中継は、鉄道に関する次世代技術を扱うサイト「NextRailWay」の協力で実施するもの。第6回えいでんまつりの当日の模様もTwitterで伝えていく。


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(永沢 茂)

2010/10/22 06:00