米Amazon、クラウド上に音楽ファイルを保存・再生できるサービスを開始


Amazon Cloud Drive
Amazon Cloud Player

 米Amazon.comは29日、無料オンラインストレージサービス「Cloud Drive」と、オンラインストレージに保存した音楽ファイルをウェブブラウザーやAndroid用アプリで再生できる「Cloud Player」の提供を開始した。

 「Cloud Drive」は、5GBのオンラインストレージを無料で利用できるサービス。音楽ファイルのほか、動画、写真、文書の保存が可能で、ウェブブラウザーからファイルをアップロードできる。利用にはAmazon.comのアカウントが必要となる。

 Amazonの楽曲販売サービス「Amazon MP3」で楽曲を購入したユーザーは、Cloud Driveのストレージ容量が20GBに増量される。対象となるのは現時点では米国の顧客のみ。また、Amazon MP3で新規に購入した楽曲は自動的にCloud Driveにも保存され、この分についてはユーザーの保存容量にはカウントされない。

 Cloud Driveのストレージ容量を有料で拡張できるサービスも用意されている。料金は、20GBが年20ドル、50GBが年50ドルなどで、最大は1000GBの年1000ドル。

 「Cloud Player」は、Cloud Driveに保存した音楽ファイルを再生できるサービス。ウェブブラウザーから利用できる「Cloud Player for Web」と、Android用アプリ「Cloud Player for Android」が用意されており、どちらも無料で利用できる。「Cloud Player for Web」は、Internet Explorer 8以降、Firefox 3.5以降、Google Chrome、Safariに対応。「Cloud Player for Android」はAndroid 1.6以降に対応する。


関連情報

(三柳 英樹)

2011/3/29 17:02