EPUBの最新動向解説セミナーを3月に開催~WebKitを使ったEPUB SDKなど


 日本電子出版協会(JEPA)は3月15日に、「EPUB 第7回 セミナー ~EPUB3以降、Readium、OPDS、一太郎など~」を開催する。有料セミナーで料金は1000円。参加には事前申し込みが必要となる。

 米国の電子出版標準化団体IDPFが策定したEPUB3.0は日本語組版にも対応。欧米、韓国、台湾では事実上の標準フォーマットとなり、日本でもEPUB3.0を採用する電子出版物が増加している。

 今回のセミナーでは、IDPF EGLS/JEPA技術主任を務める村田 真氏が、「EPUB3.0以降とReadium」と題して雑誌やコミックに対応した固定レイアウトや辞書インデックスなどの仕様策定状況を説明するとともに、WebKitを使ったオープンソースのEPUB SDKプロジェクト「Readium」を紹介する予定だ。

 そのほか、株式会社ジャストシステムの大野統己氏による日本語ワープロソフト「一太郎」の最新版「一太郎2012 承」とそのEPUB作成の機能、およびパブーとの提携による簡単EPUB出版についての紹介など、EPUB関連の最新動向を紹介する。

 Amazon Kindle日本進出、Apple iBooks Author登場、IDPF Readium、O'Reilly EPUB3書籍、電書協 EPUBビューア検証といった最新ニュースの解説も行う予定だ。

 開催概要は以下の通り。


EPUB 第7回 セミナー ~EPUB3以降、Readium、OPDS、一太郎など~
・日時:3月15日(木) 15:00-17:00(14:30開場)
・場所:日本教育会館 8階 第一会議室(東京 神保町)
・地図:http://www.jec.or.jp/koutuu/img/map800.gif
・料金:1000円(領収書発行)
・イベント案内ページ:http://www.epubcafe.jp/egls/epubseminar7



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(工藤 ひろえ)

2012/2/24 06:00