Mozilla、Android版「Firefox 14」ベータ版公開、UIを刷新しFlashにも対応


Android版Firefox 14ベータ版

 Mozillaは15日、Android版Firefoxの新たなベータ版(バージョン14)を公開した。対応OSはAndroid 2.2以上。現時点では英語版のみの公開となっており、日本語版など他の言語版は近日中に公開の予定。

 MozillaではAndroid版Firefoxについて、パフォーマンス改善などの目的で抜本的な設計の見直しを伴う開発を実施。バージョン10以降はセキュリティ修正や安定性の向上のみを行ったマイナーバージョンアップのみを提供しており、新しい設計に基づくFirefoxはバージョン14で公開する予定としていた。

 今回公開されたAndroid版Firefox 14のベータ版は、起動やページの読み込みの高速化を図るとともに、ユーザーインターフェイスを刷新。画面を左右にスライドすると表示される従来のメニューは廃止され、アドレスバーは画面に常に表示されるようになった。

 スタートページには、よく見るページの一覧を表示する機能が追加。文字サイズの自動拡大による可読性の向上や、パンとズームの処理の再設計によりタッチの応答性を向上を図った。また、Flash Playerプラグインにも対応し、Flashコンテンツが再生可能となった。

 Mozillaでは今後、ユーザーからのフィードバックを受けてベータ版を改良し、正式公開に進めたいとしている。また、タブレット版の新たなベータ版についても、現在準備中としている。


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(三柳 英樹)

2012/5/16 17:27