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日本ユーザーは詐欺リンクへの警戒心がトップクラス、一方でプライバシー・セキュリティを重要視する認識は低い結果に~NordVPN調査

 NordVPNは5月8日、世界7カ国で行ったインターネットユーザーの詐欺に対する警戒心やテクノロジーに関する意識調査の結果を発表した。

 同調査は、NordVPNがCintに委託し、日本、アメリカ、ドイツ、フランス、オランダ、ベルギー、イタリアの、それぞれ1000人(日本は1005人)の18~75歳のインターネットユーザーに対して、2024年11月18日~28日に行われた。

 今年(2024年)、あとになって詐欺だったと気付いたリンクのメールをクリックしたことがあるか、という質問では、日本の71%のユーザーが「一度もクリックしていない」と回答しており、他国と比べて高い警戒心を持っていることが分かった。次点はドイツの46%で、オランダ43%、ベルギー42%、イタリア40%、フランス38%と続き、最低はアメリカで25%。アメリカの22%は「何度かクリックしている」と回答している

「今年(2024年)、あとになって詐欺だったと気付いたリンクのメールをクリックしてしまったことはありますか?」

 過去2年間で遭遇した詐欺の内容についてたずねた質問において、詐欺に遭遇した経験がないことを示す「下記いずれにも該当しない」と回答した率は、日本が68%でトップ。他国は、ドイツ29%、イタリア27、フランス24%、オランダとアメリカ22%、ベルギー20%と20%台だった。詐欺の内容では、「偽のログインページへのリンク」が多く、日本、ドイツ、オランダで最多となった。

「あなたが過去2年間で実際に遭遇したことのある詐欺はどれですか?」

 オンラインプライバシーをどれくらい重視しているか、という質問における「重要です」との回答率は、日本は59%で最も低かった。最も高いのはイタリアの82%だった。「オンラインセキュリティをどれくらい重視しているか、との質問における「重要です」との回答率も、日本は最も低くて62%。最も高いのはイタリアの86%だった。

「オンラインのプライバシーは、あなたにとってどれくらい重要ですか?」
「オンラインのセキュリティは、あなたにとってどれくらい重要ですか?」