「iGoogle」「Google Video」など、新たに5サービスの提供打ち切りを発表
米Googleは3日、同社サービスの見直しの一環として、新たに5つのサービス/製品の提供を打ち切ることを発表した。対象となるのは、動画サービス「Google Video」、スタートページ「iGoogle」、検索アプライアンス「Google Mini」、ウェブ埋め込みウィジェット「Google Talk Chatback」、スマートフォン検索サービス「Symbian Search App」だ。
Google Videoは、すでに2009年5月に新規アップロードの受け付けを停止していた。さらに今回、この夏の終わりごろに全コンテンツをYouTubeに移行するということが発表された。そのため既存ユーザーは8月20日までに、投稿動画のYouTubeへの移行、削除、ダウンロードのいずれかを選択する必要がある。何もしなければ、そのままYouTubeのアカウントでプライベート設定で保管されることになるという。
iGoogleは、2013年11月1日にサービスを停止する。個人向けにカスタマイズできるリアルタイムの情報提供ページは、最近のウェブアプリやモバイルアプリにより必要性が薄れてきたとの判断がある。
Google Miniは企業向け検索アプライアンスとして提供されていたが、2012年7月31日付で製品開発を中止する。なお、テクニカルサポートは契約期間内は継続する。Googleでは、「Google Search Appliance」「Google Site Search」「Google Commerce Search」の方が、より良い機能を提供できるためだとしている。
Google Talk Chatbackは、ウェブサイトに埋め込むGoogle Talkウィジェットだったが、時代遅れになってしまったため、利用者は代わりに「Meebo Bar」を使用するよう推奨している。また、Symbian Search Appも「近日中に」サービスを停止する。Googleでは「www.google.com」モバイル版をホームページまたブックマークするよう推奨している。
関連情報
(青木 大我 taiga@scientist.com)
2012/7/4 11:37
-ページの先頭へ-