「Google Chrome」最新版公開、Windows版はFlashプラグインの仕組みを改善


 Googleは8日、ウェブブラウザー「Google Chrome」の最新安定版となるバージョン21.0.1180.75を公開した。Windows版、Mac版、Linux版と、Internet Explorer用プラグインのChrome FrameがGoogleのサイトからダウンロードできる。既存ユーザーに対しては自動的にアップデートが適用される。

 最新版では、PDFビューアーに関する2件の脆弱性を修正。脆弱性の危険度は、2件とも4段階で上から2番目に高い“High”とされている。このほか、Flashビデオのフルスクリーン表示に関する不具合など、複数の不具合位の修正を行なっている。

 また、2010年からGoogleがAdobeと共同で進めてきたFlash Playerのセキュリティに関する取り組みの結果、7月31日に公開したGoogle Chromeの安定版から、Windows版のGoogle ChromeにおけるFlash Playerのサンドボックス化の仕組みが新しくなったことを公表。従来のNPAPIアーキテクチャーから、サンドボックス化に対応したPPAPIプラットフォームへの移行を進めたことで、Windows XPを含むすべてのWindows版でFlashのサンドボックス化が可能になったという。


関連情報


(三柳 英樹)

2012/8/9 15:51