auの「iPad mini」と第4世代「iPad」の価格、料金プランが明らかに


 KDDIは、auのWebサイトで、30日発売予定のLTE対応の「iPad mini」と第4世代の「iPad」の価格と料金プランを公開した。価格(一括および24回払いの割賦)と毎月割の金額は以下にまとめる。ストレージ容量によって価格は異なり、毎月割が適用される。当初、アップルから案内された価格とほぼ同価格だが、若干安くなっている。

 また、iPad miniの販売を行う店舗のリストも合わせて公開されている。ビックカメラやヤマダ電機、ヨドバシカメラなど大手家電量販店の首都圏および名古屋、大阪の店舗のほか、KDDIデザイニングスタジオ、au NAGOYAの24店舗で販売される。

◆iPad mini
16GB:一括3万9600円/1回1650円、毎月割1650円
32GB:一括4万7760円/1回1990円、毎月割1650円
64GB:一括5万5680円/1回2320円、毎月割1650円

◆iPad(第4世代)
16GB:一括5万3760円/1回2240円、毎月割2240円
32GB:一括6万1680円/1回2570円、毎月割2170円
64GB:一括6万9600円/1回2900円、毎月割2110円

 10月24日に発表されたiPad miniと第4世代のiPadは、auから販売されることは明らかにされていたものの、発売日が案内されたのは1カ月後の11月22日。料金プランや端末価格はその時点でも明らかにされておらず、発売前日の29日夕刻になって、ようやく案内された。

au、iPadなどLTEタブレット向け料金プラン発表

 iPadシリーズやAndroidタブレットなど、「4G LTE」に対応した端末向けの料金プランが発表された。30日に発売する「iPad」「iPad mini」の4G LTE対応版をはじめ、12月中旬に発売する「AQUOS PAD SHT21」など今後発売される「4G LTE」対応タブレットが対象となる。auのスマートフォンを契約していると、割引が受けられるキャンペーンや特別な料金プランも用意される。

 新たに発表された料金プランは、「LTEフラット for Tab」およびiPadシリーズ向けの「LTEフラット for Tab(i)」。どちらも内容は同じで、4G LTEに対応したタブレット端末向けの、定額制のデータ通信プランとなっている。「4G LTE」に対応することで、通信速度は下り最大75Mbpsに対応する。

 「LTEフラット for Tab/Tab(i)」の基本料は「誰でも割シングル」適用時で月額5985円、非適用の場合は月額7035円。これに、インターネット利用料(LTE NET)として月額315円が必要。au Wi-Fi SPOT月額使用料は0円で、オプション契約のテザリングオプションは月額525円となっている。

 固定回線と同時に契約する「auスマートバリュー」の対象としてタブレットを契約することもでき、基本料の割引を受けられる。24カ月間、毎月1480円の割引が適用された場合、基本料は月額5985円のところが月額4505円となる。

 なお、当月のパケット通信量の利用が7GBを超えた場合、当月末まで通信速度が送受信で最大128kbpsに制限される。「エクストラオプション」(2GBごとに2625円)に申し込んだ場合、7GBを超えて利用できる。一方、直近の3日間で通信量が1GBを超えた場合は、エクストラオプションの契約にかかわらず、終日通信速度が制限される。

12月31日まで各種の割引キャンペーンを実施

 2012年12月31日までに「LTEフラット for Tab/Tab(i)」を契約したユーザー向けには、さまざま割引キャンペーンが提供される。

 まず、auのスマートフォンを利用しているユーザーを対象にした「スマホセット割」が用意される。「スマホセット割」では、同一名義で、指定の料金プランのスマートフォンを利用している場合、タブレット側の基本料が毎月980円、割引になる。スマートフォン側の料金の割引は無い。

 加えて、「基本料割引キャンペーン」として、基本料が最大24カ月間、毎月525円、割引になる。

 12月31日までにテザリングオプションに加入したユーザーに対しては、無料キャンペーンが実施され、加入から24カ月間、テザリングオプションの利用料、月額525円が無料になる。

 上記の割引施策を適用すると、「LTEフラット for Tab/Tab(i)」の利用料は合計で月額5775円になる。auスマートバリューを適用した場合は、合計で月額4295円。「スマホセット割」を適用した場合は、合計で月額4795円となる。

基本料0円~のダブル定額を用意「ゼロスタート定額キャンペーン」

 さらに、すでにauのスマートフォンを利用しているユーザーを対象に、料金プランをフラットではなくダブル定額とした、「ゼロスタート定額キャンペーン」も提供される。申込期間は12月31日まで。

 このキャンペーンで契約できるプランは、上記のプランとは異なる「LTEダブル定額 for Tab/Tab(i)」となり、パケット通信を使わない月は安く抑えられるのが特徴。「誰でも割シングル」適用時の基本料は月額1575円~6555円、非適用の場合は月額2625円~7605円になる。パケット単価は1KBにつき0.42円。2013年12月までの約1年間は、500KB相当分(210円)の無料通信分が付属する。「au Wi-Fi SPOT」は自動加入(必須)となり、月額490円が必要。

 「ゼロスタート定額キャンペーン」では、「スマホセット割」として毎月1050円が割引され、データ通信の利用のなかった月は「LTE NET」利用料の月額315円も無料になる。また、「基本料割引キャンペーン」として毎月525円が割引きされるほか、テザリングオプションの無料キャンペーンも適用される。これらを含めると、「ゼロスタート定額キャンペーン」の契約では、月額の料金は490円~5785円となる。


料金プランと割引の組み合わせ(ニュースリリースより)

 


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(関口 聖 / 太田 亮三)

2012/11/30 00:00