「イプシロンロケット」の情報漏えいか、JAXA職員の端末がウイルス感染


 独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、職員の端末1台がコンピューターウイルスに感染したと発表した。開発中の「イプシロンロケット」などの情報が外部に漏えいした可能性があるという。

 JAXAによると、漏えいした可能性のある情報は、イプシロンロケットおよび同ロケットの開発に関連する「M-Vロケット」「H-IIAロケット」「H-IIBロケット」の仕様や運用に関わる情報。

 11月21日に職員の端末でウイルスを検知。ネットワークから切り離し調査した結果、端末がウイルスに感染していること、また、ウイルスによって情報が収集されていた痕跡と外部との通信が確認されたという。現在、情報漏えいの有無などを調査している。


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(永沢 茂)

2012/11/30 17:38