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Winny開発者の金子勇氏が死去

 P2ファイル共有ソフト「Winny」を開発したことで知られる金子勇氏が6日、急性心筋梗塞で死去した。Winnyの裁判で弁護団の事務局長を務めた壇俊光弁護士が7日、ブログで明らかにした。

金子勇氏(2012年6月、Skeedの記者会見で)
金子勇氏(2011年12月、最高裁決定後の会見で)

 金子氏は、2002年にWinnyを公開。2004年5月に著作権法違反幇助の容疑で逮捕・起訴され、一審の京都地裁では有罪判決(罰金150万円)だったが、二審の大阪高裁で逆転無罪となり、2011年12月に最高裁が検察側の上告を棄却したことで無罪が確定した。

 起訴後、金子氏はWinnyの技術を応用したコンテンツ配信サービスを手掛ける株式会社Skeed(設立時は株式会社ドリームボート)の立ち上げに参加し、社外取締役として活動。2013年1月には東京大学情報基盤センター特任講師に就任し、Skeedの取締役は退任してファウンダー兼CINOとなっていた。

(三柳 英樹)