ニュース

水木しげるがウェブ向け漫画を初執筆、小学館「やわらかスピリッツ」で公開

 株式会社小学館は、「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家・水木しげるの新作読切を、無料ウェブ漫画サイト「やわらかスピリッツ」にて掲載することを発表した。8月27日にするスタートする企画「読切祭」の一編として公開される。

水木しげるによる新作(プレスリリースより転載)

 水木氏が今回執筆したのは、代表作の1つである「河童の三平」のスピンオフ作品。三平とたぬきのユーモラスな掛け合いが注目ポイントという。小学館では、水木氏が紙芝居、貸本、月刊誌、週刊誌などあらゆる分野で活躍し、ウェブにも今回挑戦することから「これまでのどんな作家にも成し得なかった『戦後の漫画媒体、すべてて執筆』という偉業を達成することになる」とアピールしている。

 掲載先の「やわらかスピリッツ」は、PC/スマートフォン両対応の無料漫画サイト。ショート作品を中心に、平日毎日ペースで更新を行っている。8月27日からの「読切祭」では、ゆうきまさみ、浅野いにお、押切蓮介らの作品も順次掲載する。

 なお、8月27日発売の雑誌「月刊!スピリッツ」でも今回の水木作品を掲載予定。こちらには、インタビュー記事が収録されるほか、水木キャラクターカレンダー冊子が付録として付く。

(森田 秀一)