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米Nielsen、Twitterとの提携により「ソーシャルテレビ視聴率」を提供

 米Nielsenは7日、米Twitterとの提携に基づいたソーシャルテレビ視聴率「Nielsen Twitter TV Ratings」を、米国のテレビ局やケーブルテレビ事業者向けに提供すると発表した。

 Nielsenの子会社が買収した「SocialGuide」を強化し、テレビ番組に関連したツイートや、そのツイートを読んだユーザー数など、テレビに関連したTwitterの影響力全体を測定する。Nielsenでは、2012年12月にTwitterと提携し、ソーシャルテレビ視聴率の開発を行うことを発表していた。

 初期の分析では、テレビを見ながらツイートするユーザーの数に対して、それらのツイートを読んでいるユーザー数は平均50倍以上存在し、たとえば2000人が番組についてツイートしている場合は、10万人がそれらのツイートを読んでいるという。この倍率は番組によって異なり、ツイートするユーザーが多いほど倍率は低くなる傾向があるとしている。

 また、テレビに関するツイートは、米国でもこの2年間に劇的に増加していると説明。2013年第2四半期だけでも、1900万ユーザーが2億6300万件のテレビに関するツイートを行っており、1年間でユーザー数は24%増加、ツイート数は38%増加したという。

(三柳 英樹)