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「Google Chrome 34」公開、レスポンシブイメージに対応

 Googleは8日、ウェブブラウザー「Google Chrome」の最新版となる「Google Chrome 34」(バージョン番号34.0.1847.116)を公開した。Windows版、Mac版、Linux版がGoogleのサイトからダウンロードできる。既存ユーザーには自動的にアップデートが適用される。

 Google Chrome 34では、端末の画面サイズや解像度に応じて適切な画像を表示する「レスポンシブイメージ」に対応。HTML中で、“img”タグの“srcset”属性に複数の画像を指定することにより、端末に応じて適切な画像を表示するといったもので、現在、仕様策定が進められている。

 オーディオの処理および合成に関する「Web Audio API」については、ベンダープレフィックスなしで利用できるようになった。

 このほか、保護者が子供のブラウジング状況をチェックできる「監視対象ユーザー」のユーザーインポート機能の追加や、Windows 8モードのデザイン変更、アプリや拡張機能向けのAPIの追加などが行われている。

 ユーザーインターフェイス面では、翻訳機能のメッセージがアドレスバーからのポップアップ表示に変更されている。

 セキュリティ面では、31件の脆弱性を修正。また、内蔵のFlash Playerについても、最新版のバージョン13.0.0.182にアップデートしている。

(三柳 英樹)