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テレビ視聴中のTwitterユーザーにターゲティング広告、日本でもベータ提供

 Twitterは24日より、テレビ視聴しながらツイートしているユーザーに対して広告を出せるサービス「テレビ会話ターゲティング」のベータ版を、日本でも開始したと発表した。

Twitterの「テレビ会話ターゲティング」が提供されている国の一覧(画像はTwitter Advertising Japan ブログより転載)

 「テレビ会話ターゲティング」は2013年11月に米国および英国で提供を開始。以後、対象国を広げており、このほどブラジル、カナダ、フランス、スペインでも利用可能になった。ベータ版として提供中の国は、日本、アルゼンチン、オーストラリア、ドイツ、イタリア、メキシコの6カ国。

 この広告は、テレビ番組に関するツイートを行っているTwitterユーザーにだけ、ターゲティングできるのが特徴。トヨタカナダ社では、アメリカンフットボール「NFL」のシーズン最終戦「第48回スーパーボウル」において、試合前・試合中・試合後などのタイミングに応じて「テレビ会話ターゲティング」を実施したところ、エンゲージ率は4%だった。これは、自動車業界の平均的なプロモツイートのエンゲージ率に比べ、50%高い数値という。

 テレビ番組に関するツイートは世界的に多いとされ、FOXなどの調査によれば、テレビ番組やブランドについて言及されたツイートを見たユーザーの92%が、テレビ番組を視聴したり、サイトを訪問するなどの行動をとっていた。Twitterでは、ベータ版の運用結果を今後案内する予定としている。

(森田 秀一)