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学生の不祥事・炎上は進学希望者の大学選びに影響「行きたくない気持ちになる」
(2014/7/25 19:04)
ネットエイジア株式会社は24日、進学希望者における大学選びに関する調査結果を公表した。
調査は、大学・短大への進学を志望している高校生または浪人生(進学希望者)と、現在大学・短大に通っている大学生・短大生(現役大学生)を対象に、インターネットで実施。進学希望者463人と、現役大学生704人の計1167人の有効回答を得た。
“デジタル・ネイティブ”と称される世代の大学選びについて、どのように情報収集を行うか尋ねたところ、「大学のホームページを見て」が62.4%、「オープンキャンパスに参加して」が58.7%と多く、「進学・入試説明会に参加して」が38.6%、「学校の先生に話を聞いて」が36.9%と続いた。
第一志望校とした大学について、噂や不祥事など、マイナスの情報を得た場合に志望意欲がどの程度変化するか尋ねたところ、「絶対に行かない(志望校から外す)」と答えた割合は、「アカデミックハラスメントがあると噂を聞いた」で25.9%、「アルコールハラスメントがあると噂を聞いた」で12.8%、「大学教授や教員が、不祥事・炎上を起こした」で10.9%となっている。また、「学生が不祥事・炎上を起こした」は「絶対に行かない」は5.1%だが、「行きたくない気持ちになる」を含めると、47.1%と半数近くがマイナスのイメージを持つことが分かったとしている。
報告書では、進学希望者の情報収集手段として、インターネットのほか、大学側が用意した情報やイベントを活用して情報収集しており、広告による接触量を増やすだけでなく、SEO対策などの、進学希望者が情報収集する際に目につきやすくする施策や、口コミで話題になるような施策が重要としている。また、不祥事や炎上による「第一志望校」選定の影響も垣間見え、炎上騒動や不祥事などのインターネット上の悪評は、大学の運営や広報活動において大きなリスクとなり得るとしている。