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3カ月で60万件以上のアカウントが不正ログイン受ける、トレンドマイクロが集計

 トレンドマイクロ株式会社は19日、2014年第2四半期のセキュリティ動向を分析した報告書を公開した。

 国内におけるオンラインサービスへの不正ログイン被害は、2014年第2四半期で11件の事例が公表されており、そのうち9件はアカウントリスト攻撃によるものとされている。また、金銭利益を狙う不正購入やポイントの不正使用は6件で、増加傾向にあるという。

 攻撃対象はECサイトやSNSで、個人情報の漏えいや換金性の高いポイントの奪取などの被害につながる恐れがある。SNSでは、乗っ取られたアカウントの友人・知人に対して、詐欺を目的としてメッセージを送付する事例も確認されており、攻撃者の狙いが金銭に向かっていることが読み取れるという。

2014年第2四半期に確認された主な不正ログインによるアカウント侵害事例

 侵害を受けたアカウントは合計61万5567件。これは前四半期の約10倍に上り、トレンドマイクロが集計を開始した2013年から過去最大の件数となった。

国内の主な不正ログイン被害アカウント数推移

(山川 晶之)