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Firefoxの10周年記念バージョン公開、「忘却」ボタン搭載でプライバシー重視

 米Mozillaは、ウェブブラウザー「Firefox」安定版の最新バージョン「33.1」を公開した。Firefoxの10周年を記念した特別バージョンだとしており、プライバシーを重視した新機能を搭載した。Windows/Mac/Linuxに対応したデスクトップ版と、モバイルブラウザーのAndroid版がある。

 デスクトップ版では、新機能「忘れる」を搭載した。「忘却」ボタンにより最近の履歴を簡単に消去できる機能で、忘れる期間を直近の5分間、2時間、24時間から選択できる。

 また、デスクトップ版およびAndroid版において、標準搭載の検索プロバイダーとして「DuckDuckGo」が追加された。DuckDuckGoは、誰が何を検索しているかを追跡することなく検索結果を表示するという。

「忘却」ボタンから新機能「忘れる」を起動できる
検索プロバイダーとして「DuckDuckGo」が標準搭載された

 あわせてMozillaでは今回、ユーザーのオンラインプライバシーのための新たなイニシアチブ「Polaris」の発足も発表。オンラインプライバシー制御の改善に注力している団体とともに取り組みを推進するとしており、発足パートナーにはCenter for Democracy & Technology(CDT)やTor Projectが含まれるという。まずは実験的に追跡防止ツールの開発に取り組み、Tor Projectと共同でそのネットワークの強化に努めるとしている。

 このほか、開発者向けに「Firefox Develoepr Edition」をリリース。ウェブ開発者向けにカスタマイズされており、モバイルファーストのワークフローを前提としてウェブ全体をデザイン/デバッグできる開発環境を提供するとしている。また、「Firefox OS 2.0」のプレビュー版を、リファレンス端末「Flame」用にリリースしたことも発表している。

(永沢 茂)