ニュース

アイ・オーとルクレ、さくっと導入できる監視カメラ録画システム

価格と導入負荷の低さをアピール

WEC-RSIO3Yシリーズ

 株式会社アイ・オー・データ機器(以下、アイ・オー)と株式会社ルクレは26日、監視カメラ専用レコーダーの企画・開発で協業し、同日より監視カメラ録画システム「アロバビューレコーダー」の販売を開始した。価格は20万8000円(税別)から。

 新商品は、ルクレが開発する監視カメラ録画ソフト「アロバビュー」を、アイ・オーの特定用途向け組み込み用サーバー(WEC-RSIO3Yシリーズ)にインストールし、小規模向けの監視カメラ録画システム「アロバビューレコーダー」として販売する。

 カメラ台数4/6/8/10台の各モデルを展開。容量は2/4TBから選択できる。「箱から出す」「電源を入れる」「カメラをつなぐ」だけで設置が完了し、面倒なソフトインストールも要らず、カメラ自動登録機能により詳細なカメラ登録作業も不要となる。

 対応カメラは国内主要10メーカー350機種以上。カメラ台数が4台以下の場合、アロバビューレコーダーとモニタを直接つなぎ、PCなしで利用できる。組み込み用サーバーだけでなくネットワーク機器のサポートもアイ・オーが行ってくれる。

 価格は、カメラ4台/容量2TBで定価20万8000円(税別)。アイ・オーの直販サイト「ioPLAZA」想定価格は18万6000円(同)となる。

 監視カメラ録画を「システム」として提供することで、高価なサーバーなどを用意することなく、小規模ユーザーでも手軽に導入できるようにするのが狙い。価格も、従来のNVR(ネットワークビデオレコーダー)製品と比べて約40%安価という。

 2013年に監視カメラ市場はアナログカメラとネットワークカメラの出荷台数が逆転し、小売店・オフィス・マンションなどの小規模案件でもネットワークカメラの導入が進んでいる。両社は新商品を武器に、拡大を続けるNVR市場(2013年73億円)に新たに参入する考え。

 両社は年間3000台の販売を目標に、アロバビューレコーダーを拡販していく。

(川島 弘之)