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羽生結弦さんが「Yahoo!検索大賞2014」に、「エレキテル連合 素顔」も検索増
(2014/12/8 19:24)
ヤフー株式会社は、「Yahoo!検索」のデータをもとに、1年間に検索数が最も上昇した人物・作品・製品を表彰するアワード「Yahoo!検索大賞」を創設し、その第1回となる「Yahoo!検索大賞2014」を8日、発表した。
2014年1月1日から11月1日まで1日あたりの平均検索回数から、2013年の1年間の1日あたりの平均検索回数を引いたものを、2014年の検索急上昇指数とし、パーソンカテゴリー(全8部門)、カルチャーカテゴリー(全5部門)、プロダクトカテゴリー(全5部門)の各部門で急上昇ワードを選出。また、すべての人名検索で最も急上昇した人が今年の顔となる「大賞」を選出する。
大賞に輝いたのは、フィギュアスケート選手の羽生結弦さん。羽生さんは、パーソンカテゴリーのアスリート部門も受賞している。そのほかのパーソンカテゴリーは、アイドル部門が橋本環奈さん(Rev. from DVL)、ミュージシャン部門がSEKAI NO OWARI、モデル部門が筧美和子さん、女優部門が石原さとみさん、俳優部門が市川海老蔵さん、スペシャル部門がHIKAKINさん、お笑い芸人部門が日本エレキテル連合となった。
なお、日本エレキテル連合の橋本粉雪さんは、持ち前のコント「未亡人朱美ちゃん3号」の装いではなく、よく「日本エレキテル連合 素顔」で検索する人が多いので、今回は素顔で登場したという。それに対して、相方の中野聡子さんは「朱美ちゃんよりメイクに時間掛かってます」と突っ込んでいた。
カルチャーカテゴリーでは、アニメ部門が「妖怪ウォッチ」、映画部門が「アナと雪の女王」、ゲーム部門が「モンスターストライク」、小説部門が「ルーズヴェルト・ゲーム」、ドラマ部門が「花子とアン」となった。また、プロダクトカテゴリーでは、飲料部門がグリコの「アーモンド効果」、お取り寄せ部門が「八雲もち」、家電部門が「レイコップ」、クルマ部門がスズキの「ハスラー」、コスメ部門がカネボウの「ルナソル アイシャドウ」となった。
インターネット時代にふさわしい新しい年末の風物詩に
ヤフーでは、Yahoo!検索大賞のマスコミ向け発表会を8日に開催。同社代表取締役社長の宮坂学氏が登壇した。Yahoo!検索を利用するユーザーは5000万人を超え、1秒間に4000回弱の検索リクエストが来るサービスに成長したという。Yahoo! JAPANの検索結果は、日本全体のユーザーの興味、関心、心理状態などをリアルタイムに映し出す、日本社会の世相を写す鏡になっていると述べた。ヤフーでは、この社会の鏡になっているデータを、新たに賞を創設することで、世の中に紹介していくことが趣旨であると説明した。
また、ヤフーの宮澤弦氏(検索サービスカンパニーカンパニー長執行役員)は、Yahoo!検索大賞を創設した背景として、日本人の8割以上がインターネットを利用する時代になり、検索ワードが国民の興味・関心ごとのビッグデータの塊となっていると説明。有識者のみで会議室で決めてしまう従来のアワードと異なり、Yahoo!検索のユーザーが検索した事実のみで決まるため、アワードに新しいパラダイムシフトを起こすものだとした。Yahoo!検索大賞をインターネット時代にふさわしい、新しい年末の風物詩にしたいとしている。
発表会のテーマは「ALL MADE OF SEARCH」だとしており、発表会の会場となった虎ノ門ヒルズ自体が、都内のイベント会場として検索数が最も上昇した場所だという。そのほか、司会を務めたフリーアナウンサーの脊山麻理子さん、BGMを担当したヴァイオリニストの岡部磨知さん、暖房の設定温度(23度)も検索急上昇ワードから選出。さらに、スタッフの髪型、衣装、メイクに至るまで急上昇ワードで統一されていた。