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GMOインターネット、スマホアプリの開発・運営を支援するmBaaSをベータ提供

 GMOインターネット株式会社は15日、モバイルバックエンドサービス(mBaaS)「GMO mBaaS powered by backendless」(以下、GMO mBaaS)を、2015年上旬をめどに正式サービス開始すると発表した。株式会社アクロディアと共同で、米Backendlessが提供するモバイルバックエンドサービス(mBaaS)「Backendless」を国内向けにカスタマイズして提供する。

 GMO mBaaSは、スマートフォンアプリの開発・運営において、サーバー側に実装する必要がある基本的なバックエンド機能をクラウド上で提供するサービス。スマートフォンアプリに必要となる「プッシュ通知」「データストア」「ユーザー管理」といった基本的な機能のほか、「位置情報検索」「メディアストリーミング」まで、さまざまなバックエンド機能をパッケージ化して提供する。また、各種mBaaS機能をカスタマイズすることや独自機能を追加することも可能とした。

 iOSやAndroid向けアプリのSDK、REST APIに加え、Windows Phone用のアプリ開発や、JavaScript、Adobe Flash/Adobe Air向けのオープンソースSDKなどを幅広く用意しており、Unity、Cocos2d向けのSDK追加も進めているとのこと。さらに、アプリ開発のためのサンプルコード拡張も計画している。

 ラインアップには、IaaSとも組み合わせて利用でき、初期費用・月額料金無料の「フリープラン」から、「スタンダートプラン」「エンタープライズプラン」まで、全3プランを用意した。いずれも国内データセンターで提供するため、海外のmBaaS事業者と比較して低いレイテンシを実現。データセンターは自然災害に備えた堅牢な設備と高いセキュリティを備えているので、アプリを安心して預けられるとしている。

 なお現在は、ゲーム・アプリ開発者向けクラウドサービス「GMOアプリクラウド」のオプションサービスとして、2014年12月24日からβ版を公開している(β版で利用できるのはフリープランのみ)。今後、ユーザーの意見を踏まえて機能改善を行った後に、正式版を提供する予定だ。

(石井 一志)