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DMM.com、世界初のロボットキャリア事業「DMM.make ROBOTS」始動、複数ベンダーと連携して“スマートロボット”販売
(2015/1/27 19:19)
株式会社DMM.comは27日、世界初だというロボットキャリア事業「DMM.make ROBOTS」を開始した。取り扱うのは、ロボット同士がインターネットを通じてデータ連携することで成長する“スマートロボット”。スマートフォン後の新たなデバイスとして注目されているという。
DMM.comでは、ロボットキャリア事業として、コミュニケーションロボットとホビーロボットを中心にロボット販売プラットフォームを構築。スマートロボットのネット販売やプロモーションなどを担当。DMM.make ROBOTSに集結したロボット製造メーカー、ロボットテクノロジーメーカー、ロボット開発ベンチャーなどのロボット関連企業がスマートロボットの開発・製造を担当する。
また、スマートロボットから得られた行動解析データを蓄積・分析・レコメンドするIoT環境を構築。AIシステムの構築やバージョンアップが可能となり、継続的な技術革新を促すとしている。そのほか、各ロボットベンダーと、DMM.comが2014年11月に開設したハードウェアスタートアップ施設「DMM.make AKIBA」を連携することで、“場所と技術の共有”によるロボット産業の脱ガラパゴス化を図る。
DMM.make ROBOTSのアライアンスメンバーとして富士ソフト株式会社、ユカイ工学株式会社、プレンプロジェクト有限会社、ロボットゆうえんちの4社、特別タイアップとしてデアゴスティーニ・ジャパンが参画する。
DMM.comによると、現在、センサーやモーターなどの部品の軽量化・低価格化やIoT市場の活性化により、米国を中心にAIやクラウドとロボットを絡めて商品化する動きが活発になっているという。その一方で、日本ではロボット販売会社がほぼ存在せず、メーカー側においても企業間連携がないため、ロボット技術のガラパゴス化が起きているという。