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Lenovo、“Superfish”問題を受け「よりクリーンかつ安全なPC」を提供すると説明
プリインストールソフトは最小限に、すべてのソフトについて情報を公開
(2015/3/2 12:55)
Lenovoは米国時間2月27日、ノートPCにセキュリティ上問題のあるソフトウェア「Superfish Visual Discovery」がプリインストールされていた問題を受け、今後は「よりクリーンかつ安心なPC」を提供していくと発表した。
Lenovoでは、2014年9月から12月にかけて出荷したコンシューマー向けノートPC「G/U/Y/Z/S/Flex/MIIX/YOGA/Eシリーズ」に、「Superfish Visual Discovery」と呼ばれるソフトをプリインストールしていた。
このソフトは、ユーザーのショッピング体験を向上させるものと説明されていたが、検索結果に広告を挿入するアドウェアとしての動作を行うことや、HTTPS通信の信頼性を損ねるものであることが判明。Lenovoでは、当該ソフトの削除ツールの提供や、影響を受けたユーザーに「McAfee LiveSafeサービス」の6カ月間無料サブスクリプションを提供することなどを発表した。
Lenovoでは今回の件を受け、「『お客様のエクスペリエンス、セキュリティ、プライバシーこそ、私たちの最優先課題である』という原則を改めて強く認識しています」と説明。今後は、プリインストールソフトの数を大きく減らす予定だとして、「よりクリーンかつ安心なPC」を提供するリーダーとなることを目標にするとしている。
そのための行動も既に始めているとして、Windows 10製品の発売前までには、標準のディスクイメージにはOSと関連ソフト、ハードウェアの適切な動作に必要なソフト、セキュリティソフト、レノボの純正ソフトだけを含むようにする予定だと説明。これにより、業界で「アドウェア」や「ブロートウェア」と呼ばれるものを排除するとしている。
また、レノボでは、PC製品にプリインストールするすべてのソフトについて情報を公開し、各ソフトが何をするものかを明確に説明する予定だと説明。ユーザーコミュニティや専門家からの意見を取り入れ、さらに取り組みを進めていくとしている。